初の一挙大公開!永青文庫の仙厓レクション

仙厓義梵(1750~1837)は聖福寺(福岡市)の住職をつとめた江戸時代後期の禅僧で、民衆のために描いたユーモに富む禅画が今も親しまれています。

永青文庫は、設立者の細川護立(細川家16代・1883~1970)による禅画のレクション、特に白隠作品が著名ですが、実は100点以上の仙厓作品を所蔵していることはあまり知られていないかもしれません。そこで今回、中山喜一朗氏(福岡市美術館副館長)の監修により、永青文庫所蔵の全仙厓作品を改めて調査しました。本展は、その成果を4期にわたって一挙公開する初の試みです。

仙厓の禅画の世界は、素朴な表現や、ゆるワともいえる脱力系の致によって身近に感じられますが、そこには仙厓独自の禅の哲学が込められています。展示作品の傍らには楽しい一言メンを掲示し、仙厓が人々に説いた禅の心を分かりやすく展示します。

また、仙厓の禅画の素朴な表現と、仙厓愛用の朝鮮の茶碗にも共通する、の素朴なうつわや小さくて愛らしい香合、さらに硯など明清の文房具を展示します。永青文庫所蔵作品による“仙厓ワールド”の素朴な表現、の文化をご覧ください。