2017年度より、鹿児島県霧島の森は、「トラボ」事を開始します。本事では、鹿児島ゆかりのアーティストが、展示ロビーにおいて作品を展示します。本年度は、4名(組)のアーティストが予定されています。

第一回目には、鹿児島市野町にあるしょうぶ学園の利用者たちによる作品を展示します。しょうぶ学園は鹿児島市近郊にある知的障がい者施設です。住宅街に佇むキャンスには樹木や植物が生い茂り、ロバと羊たちがのんびり過ごす中庭には味しい空気が通り抜けます。しょうぶ学園を利用する園生は、デプログラムの一つとして展開する「工房しょうぶ」の活動に参加します。木工、布、土、工房々繰り返される行為や手びは、誰かや何かに向けたものではない素材と個人の対峙の中で営まれる不思議な世界。幸福の在り方としてタチを見せる彼らの表現は、真っすぐに強い個性を主張しながらも私たちの心に歓びや安らぎを与えてくれます。彼らの作品は、新しい自由の定義と創造の可能性を私たちにそっと示唆しているようです。