文学と美術を融合させた「絵巻」は、日本で隆盛をみた芸術様式です。
本展では、後白河院や花園院、後崇光院、三条西実隆、そして足利歴代将軍など《絵巻マニア》とでも呼ぶべき愛好者たちに注目し、その列伝をお楽しみいただくとともに、歴代のマニアを俯瞰することで見えてくる、繰り返される絵巻の憧憬と再生の歴史を描き出します。
絵巻の名品が一堂に揃う本展は、絵巻マニアたちの狂おしいほどの情熱を追体験できる貴重な機会となるでしょう。
会期 | 会場 | 備考 |
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2017年03月29日〜2017年05月14日 | サントリー美術館 |
メインの写真にもなっている国宝の『玄奘三蔵絵巻』を目当てに行ってきました!
以前にもサントリー美術館では『玄奘三蔵絵巻』の展示を行っていましたが、少なくとも東京でこの絵巻を鑑賞できるのはここくらいしかないのではないでしょうか?
HPを見ますと、展示期間に「4月24日まで」とあり焦って観に行きましたが、よくよく問い合わせたところ、巻4の展示が24日までで、日をまたいで26日からは巻8を展示するそうです。
大学卒論のテーマが玄奘だった自分としては、両方鑑賞したい!という事で、また近々観に行く予定です(笑)
絵巻を主題とした展覧会自体珍しいと思いますので、内容的にもかなり楽しめました。
絵本や物語、もっと言ってしまえば、マンガを読むような感覚で、鑑賞し浸ることが出来ます。
歴史上にたくさんの「マニア」がいるのも分かります。
「らぶ、えまき!」な方だけでなく、老若男女問わず楽しめる展覧会だと思います。