東アジアを中心として、2000年以上の歴史を持つ囲碁。奈良時代には日本にも伝播し、正倉院には碁盤と石が伝えられています。さらに、『枕草子』や『源氏物語』といった古典文学にも数多く登場するなど、古くから公家や武士のたしなみとして親しまれてきました。近世になると囲碁はやがて庶民も楽しむ娯楽の一つとなり、その様子は歌舞伎や浄瑠璃、浮世絵の中にも舞台を演出する小道具として登場してきます。
本展では徳川記念世界囲碁まつりイン静岡にあわせ、エルヴィン・ゲアストルファーコレクションより囲碁が描かれた浮世絵作品を展示します。浮世絵囲碁、江戸時代の人々が親しんだ二つの文化をお楽しみください。