マルモッタン・モネ美術館には、印象派を代表する画家クロード・モネ1840-1926)の、86歳で亡くなるまで手元に残したレクションが所蔵されています。本展は、息子シェルから同美術館に遺贈されたこのモネ・レクションを中心に、約90点をご紹介するものです。子供たちの成長を記録した作品や友人ルノワールによるモネ夫妻の肖像画、旅先の風景画、白内障を患いながらも描き続けた晩年の作品などを通して、モネの豊かな創作の世界に迫ります。

晩年のモネは、光の変化に伴って移り変わる水面を見つめつづけました。ジヴェルニーの庭を描きながらも、蓮や鼓橋の形態は次第に抽象化されていき、色彩溢れる画面が生み出されていきます。ときに荒々しい触をみせる最晩年の充実した作品群は、モネの眼を通した水の庭を体感させてくれるでしょう。

さらに本展には、非常に早い時期から印象派の作品を評価したド・リオ医師のレクションから、「印象派」の由来となった《印象・日の出》が期間限定で特別出展されます。