本国内に所蔵されている作家の風景画約20点を中心にその画を紹介します。まず、第1章では印象主義的作風が顕著になる1870年代からリ近郊の村モレ=シュル=ロワンに居を構えた最晩年の1890年代までを追いかけます。続いて、第2章ではシスレーが描き続けたーヌ川とその支流を巡る情景が、実は19世紀の近代化、つまりテクノロジーによって川の姿が変貌を遂げたことにより成立したという視点から、描かれたーヌ川について検証します。そして、第3章では作家によって確立された印象主義風景画のスタルが、本の画家にも影響を与えていることに注目し、具体的な作品を通して、その影響関係について考察します。
作家の画油彩画や資料など総数約50点から、「テクノロジーと描かれた川」そして「シスレーの本における影響」というこれまでにない新しい2つの視点を踏まえ見つめます。

[関連]
絵画を考える特別講演会
各回定員70名(中学生以上)
1. シスレー芸術の魅力 - 空と水辺 -
時: 103(土) 14:3016:00
講師: 島田紀夫 (実践女子大学名誉教授、石橋財団ブリヂス美術館前館長)

2. 「絵になる」川の眺めを探して
時: 1010(土) 14:3016:00
講師: 萩島哲 (九州大学名誉教授)

3. テクノロジーが支えた印象派の水面 - ーヌ川革命の19世紀
時: 1017(土) 14:3016:00
講師: 佐川加 (ーヌ川研究家、「リが沈んだーヌ川の洪水史」著者)

4. アルフレッド・シスレーと作品の行方:クター、画廊、美術館
時: 1031(土) 14:3016:00
講師: 小泉順也 (一橋大学大学准教授)

5. 印象派風景画 - 本近代洋画との関係
時: 11月7(土) 14:3016:00
講師: 小野寛子 (練馬区立美術館学芸員)

アルフレッド・シスレー バースデーンサー
美術館閉館後、ピノとヴァオリンによるンサーを開催します。
時: 1030(金) 閉館後

各詳細は公式ホームページからご確認下さい。