ナンンスな絵本で子どもも大人も骨抜きにしてしまう絵本作家長新太とはいったい何者だったのか? 没後10年、初期から晩年まで約300点の原画によってその脳内を探る展覧会。長新太(ちょう・しんた)は、1949年にマンガ家としてデビューした後、2005年に亡くなるまで漫画家イラストレーター絵本画家として八面六臂の活躍をしました。とりわけ絵本世界に「ナンンス」の分野を切り開いたといわれる児童向け絵本の仕事は高く評価され、現在も世代を超えて多くの人々に愛されています。 本展は、絵本や子どもの本の原画のほか、大人向けに発表された漫画やイラストレーションなどを10のテーマに分け、「マジネーション」、「ンスとナンンス」の2部構成で紹介し、長新太の柔軟で斬新な発想の源を改めて探っていこうというものです。約300点にのぼる作品をとおして、迷宮のように広がる奇想天外な長新太の脳内にご案内します。なお、絵本作家として初期の作品となる『がんばれさるのさらんくん』(1958年)や、ページを繰るごとにがらりと変化する色調がしくも楽しい『三びきのオンのこ』(1961年)、ナンンス絵本傑作『ごろごろにゃーん』や、最晩年の作品『ころころにゃーん』など、当館でのみ出品される作品もあるので、この機会をぜひお見逃しなく。