日本財界の重鎮として活躍した日本化薬株式会社元会長・原安三郎氏(はらやすさぶろう・1884~1982)の蒐集した浮世絵レクションのうち、歌川広重(うたがわひろしげ)晩年の代表作である〈名所江戸百景〉および〈六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)〉を中心にご紹介いたします。今回が全点初公開となるこの2つの揃物は、貴重な初摺であるとともに、保存状態が極めて優れており、国内外でも稀に見る名品といえます。また、葛飾北斎(かつしかほくさい)や歌川国芳(うたがわくによし)の名所絵なども合わせてご覧いただきます。