ヨーロッパの宗教画に影響を受けたという、独特の作風。一見単純にみえる構図や人物ですが、じつはかなり作り込んだ絵肌の上に入念に構成されて描かれています。度々効果的に使われている金の細い線や、何度も登場する天から降ってくる花びらがとても美しく、見ていると何か夢でも見ているような不思議な気分になります。またバロック音楽が好きだった有元自身が作曲したという「ロンド」が会場にずっと流れていて、それも空間をより魅力的なものにしています。 作品数も多く、大変見ごたえのある絵画展でした。