なぜあと10年待てなかったのかしら、笑 といいたくなる春章展です。
個人的には浮世絵好きなほうで、風景画とか美人画はイイネ!って思うのですが、役者絵は未だに難しいです。
画題になる歌舞伎演目や人気役者がわからないと楽しみづらい…というか。。。
人気役者の顔の特徴が掴めて、この絵とこの絵が同じ役者さんだ!とわかるとすごい面白いのですが。。。
今回の展示はそのあたり配慮されてて、詳細にキャプションが付いていたのですが、それでもやっぱりキツイなー、、、っと思ってしまいました。もっとちゃんと勉強したい、、、
珍しく地下にも展示が展開されてました。出品作数もかなり多く、弟子・北斎の絵も展示があり、見ごたえありました。
出光美術館と連携プログラムがあり、半券で割引&図録もお揃いらしいですよ。
出光にも行ってみたい~!
「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしたちの国貞」展
Bunkamura ザ・ミュージアム
[東京都]
2016年03月19日〜2016年06月05日
凄い人がいるものだと感心しました。国芳、国貞とも天才です。特に国芳の発想力、アイディの壮大さには圧倒されました。国貞は緻密です。
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歌川国貞 - 和の暮らし、和の着こなし。
太田記念美術館
[東京都]
2016年04月01日〜2016年04月24日
会期終了した後でのコメントで恐縮です。先週末に駆け込みで行ってきました。
今話題の渋谷・Bunkamuraの「俺たちの国芳 わたしたちの国貞」のタイアップ企画のような(?)展覧会でしたが、
江戸の風俗を、現代の私たちの娯楽と引き合わせて紹介していた、好奇心掻き立てられる良展示でした。
今まで、江戸の浮世絵といえば、北斎、広重、最近ブームの国芳…が真っ先に思い浮かんでいましたが、
国貞(三代豊国)は、制作枚数からいえば最大級、そのベースとなる作品は江戸の暮らしぶりを描いたもの。
歌川派最盛時代を誇ったその実相は、江戸の暮らしに寄り添い、日常と、ちょっとした憧れや時めきを描写することで、
多くの層に受容された・・・ということなのかもしれません。
今回は、江戸の女性のさまざまに意匠を凝らした衣装の柄、流行りの白粉、舌ケアから、季節の演出、アウトドア、饗宴に至るまで、ファッション・メイクから暮らしと歳時記にかかわる画を展示されていました。
・・・庶民的には、ワンランク上の生活っぽく見えましたが、笑。
個人的に、酒飲みとしては、当時の饗宴の様子が気になりました。
日本酒のお猪口を、水を張った陶製の器に浮かべている描写が何枚か見受けられたんですが、あれは、お猪口を水で冷やしたりお湯で温めたりしている という理解でいいですか?なんだか風情があってお酒が進むように見えるのですが。現代ではやらない飲み方ですよね・・・?
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「あそぶ浮世絵 ねこづくし」展
そごう美術館
[神奈川県]
2016年04月02日〜2016年05月08日
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原安三郎コレクション 広重ビビッド
サントリー美術館
[東京都]
2016年04月29日〜2016年06月12日
江戸時代の浮世絵師であった歌川広重の作品を初めて生で見ることができました。どの作品も美しさがありずっと見ていられるものばかりでした。江戸時代の雰囲気を感じられたのでとても満足です。
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「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞 」展
神戸市立博物館
[兵庫県]
2016年06月18日〜2016年08月28日
まるで現代のポップアーティストが描いたかのような新鮮な浮世絵でした。
その上現代人には出せないような情緒もあって見ていて全く飽きない展示でした。
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メアリー・カサット展
京都国立近代美術館
[京都府]
2016年09月27日〜2016年12月04日
今まであまり知らなかった作家だった。母子の姿を描きたかったのが伝わってきた。絵画としての完成度は著名な印象派の画家よりは劣る印象だった。
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色の博物誌 -江戸の色材を視る・読む -目を凝らしてじっと見てごらん、色の表情が豊かに立ち上がる-
目黒区美術館
[東京都]
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何とか期間中に行くことが出来ました!結論から申し上げますと、行く価値アリ!!
画材や「色」に興味のある方はもちろん、国芳などの名作浮世絵(含・複製)やスケールの大きい国絵図を鑑賞するだけでも充分に楽しめる、個性的な展覧会でした。
私はもともと画材や色に興味があり、浮世絵を始めとする江戸絵画にもとても関心がありましたので、その部分はとても楽しめたのですが、意外にも国絵図が想像以上に楽しめました!
展示室に堂々と広げられた国絵図(複製)を、様々な方向から眺めることができます。
複製作業の様子もパネル展示されており、解説も分かりやすかったです。
個人的には、慶長年間の《備前国図》の赤×緑×黒のカラーリングが奇抜で、担当した絵師のロックな心意気が感じられて面白かったです。
この様な個性的な展覧会を、今後も目黒区美術館には期待しております!!!
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開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」
すみだ北斎美術館
[東京都]
2016年11月22日〜2017年01月15日
新年最初の開館日に行ってまいりました!
見所は何といっても本展の目玉である幻の絵巻『隅田川両岸景色図巻』ですね。
個人的に、隅田川の水面の表現が興味深いと感じました。
北斎といえば、躍動感あふれる流水表現が特徴的という印象が強かったのですが、この絵巻に描かれる水は、水の質感…日の光を反射する水の煌めき(※船や橋などの影を描いたことによる効果か?)は感じられるのですが、水が「流れている」感じがしないのです。北斎の長い画業の中での、「水」の表現の一例として捉えると面白いと思います。
余談にはなりますが、北斎美術館は新しい建物であるにもかかわらず、お手洗いがあまりきれいではなく、数自体少ないので、女性の方は要注意だと思います。
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