なぜあと10年待てなかったのかしら、笑 といいたくなる春章展です。
個人的には浮世絵好きなほうで、風景画とか美人画はイイネ!って思うのですが、役者絵は未だに難しいです。
画題になる歌舞伎演目や人気役者がわからないと楽しみづらい…というか。。。
人気役者の顔の特徴が掴めて、この絵とこの絵が同じ役者さんだ!とわかるとすごい面白いのですが。。。
今回の展示はそのあたり配慮されてて、詳細にキャプションが付いていたのですが、それでもやっぱりキツイなー、、、っと思ってしまいました。もっとちゃんと勉強したい、、、
珍しく地下にも展示が展開されてました。出品作数もかなり多く、弟子・北斎の絵も展示があり、見ごたえありました。
出光美術館と連携プログラムがあり、半券で割引&図録もお揃いらしいですよ。
出光にも行ってみたい~!
原安三郎コレクション 広重ビビッド
サントリー美術館
[東京都]
2016年04月29日〜2016年06月12日
江戸時代の浮世絵師であった歌川広重の作品を初めて生で見ることができました。どの作品も美しさがありずっと見ていられるものばかりでした。江戸時代の雰囲気を感じられたのでとても満足です。
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北斎漫画~森羅万象のスケッチ
浮世絵 太田記念美術館
[東京都]
2016年07月01日〜2016年07月28日
『北斎漫画』は青幻舎から出版されている文庫本3冊で目にしたことがありますが、その鋭い観察眼とコミカルに描き出すユーモア性にすっかり魅了されてしまっています。ですが文庫本のため画像が小さく、細かい描写が見づらかったのが難点でした。
この展覧会では、文庫本では見づらかった細部までをじっくりと堪能できそうで、とても期待しています!展覧会の存在に気が付いたのがやや遅かったのが悔やまれますが、何とかしてスケジュールを調整し、観に行きたいと思います!!
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開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」
すみだ北斎美術館
[東京都]
2016年11月22日〜2017年01月15日
新年最初の開館日に行ってまいりました!
見所は何といっても本展の目玉である幻の絵巻『隅田川両岸景色図巻』ですね。
個人的に、隅田川の水面の表現が興味深いと感じました。
北斎といえば、躍動感あふれる流水表現が特徴的という印象が強かったのですが、この絵巻に描かれる水は、水の質感…日の光を反射する水の煌めき(※船や橋などの影を描いたことによる効果か?)は感じられるのですが、水が「流れている」感じがしないのです。北斎の長い画業の中での、「水」の表現の一例として捉えると面白いと思います。
余談にはなりますが、北斎美術館は新しい建物であるにもかかわらず、お手洗いがあまりきれいではなく、数自体少ないので、女性の方は要注意だと思います。
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