9月に東京に来るんですね。楽しみです。http://artue.jp/events/1970
「舟越保武展 -まなざしの向こうに-」
練馬区立美術館
[東京都]
2015年07月12日〜2015年09月06日
はじめ写真を見たとき、古い大聖堂にありそうな重厚さと慈愛を感じました。やはり敬虔なカトリック信者だったのですね。 現物見てみたい。
|
伊藤一洋 「no one knows Sculpture」
hpgrp Gallery 東京
[東京都]
2015年07月10日〜2015年08月09日
なめらかな作品のほうが、ブロンズの輝きが発揮されているように感じ、好きでした。
|
若林奮 「飛葉と振動」
神奈川県立近代美術館 葉山
[神奈川県]
2015年08月15日〜2015年12月23日
2003年に亡くなった彫刻家・若林奮さんの個展です。神奈川県立近代美術館では3回目の個展になるそうです。
HPの写真を見ていただけでは気づきませんでしたが、実際に作品を拝見して、とても繊細で複雑な思考を持った方だったのだということを感じました。
鉄のように重く物質感のある彫刻であるのに、そこに表現されているものはその場に存在していない物質やものの動きのような”目に見えていない部分”で、バルクの部分には現れていないものを彫刻しているように感じました。
特に印象的だったのは軽井沢のセゾン現代美術館や霧島アートの森などの「庭園」に関しての展示でした。
これらの広大な庭園を手がける一方で、「自分の部屋の中に庭をつくりたい」と手の中に収まるほどの缶の中に庭をつくってしまったり、
細かく斜面の角度に指示を出して地形を変えてしまうほど土地に手を加えつつも、「(庭園の)作者の名前がなくなってしまってもよい」「植物や自然がメッセージを発してくれる」と、その行く末を自然にゆだねてしまったり、
「人が作った技術を尊敬して欲しい」と技術への賛美をしつつも、それ以上に自然に対する敬意を払っていたり。
一般的には「自然との調和」や「自然に対する抵抗」など、そのテーマを一言で言い表せそうなものなのに、若林さんの思考はとても複雑でとても一言では言い表せないものでした。「自分が自然の一部であることを、確実に知りたい」とおっしゃっていたそうですが、そう考えてしまう時点でもはや自然の一部ではない…というように、ご自身の中でも多くの相反する考えと戦いながら作品を作られていたのではないかと感じました。
とても複雑で、それを言葉で”理解”しようとするのはとても難しい展示でした。
※ ブログには、セゾン現代美術館の庭園の写真も載せています。
”目に見えないもの”を彫刻する ー若林奮 飛葉と振動 @神奈川県立近代美術館 葉山 http://blog.goo.ne.jp/cecil_got_blues/e/0049c7fa02b201c238ce1e8ea6ee3b76
![]() |
ここにもアートかわぐち
川口市立アートギャラリー・アトリア
[埼玉県]
2016年03月14日〜2016年05月14日
自宅からすぐ近くにある施設だったようで、イベントも色々開催されていますね。子供から大人まで、地域に根付いた良い施設だと思います。銅版画のイベント参加したかった・・・!
|
サイ・トゥオンブリーの写真- 変奏のリリシズム -
川村記念美術館
[千葉県]
2016年04月23日〜2016年08月28日
サイ・トゥオンブリーの事は知らなかったのですが、絵画好きな友人に誘われて初めて作品を見ました。独特な作品ばかりで個性的な芸術家らしさが作品を見ていてよく伝わってきました。
|
ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―
東京都美術館
[東京都]
2017年04月18日〜2017年07月02日
「バベルの塔」は壮大なテーマだけに、作品全体の世界観の大きさに目が行きがちですが、その中にはとんでもなく多くの登場人物が細密に描き込まれています。そして、その一人一人の人生のストーリーや、描かれた時代の社会背景のようなものまでが読み取れるようでとても面白かったです。
「バベルの塔」へたどり着くまでのいろいろな展示が、メインであるこの作品を理解するための伏線であったと最後にわかった時には、よく考えられた構成だなと思いました。
|