琳派400年で盛り上がる京都で、ポップでカラフルな現代版の”琳派”として、現代アーティスト・ヤノベケンジさんの”造形”、アートディレクター・増田セバスチャンさんの”色”、そしてライトアップアーティスト・高橋匡太さんの”光”の共演が行われています。
植物園の温室前にある大きな鏡池に、「風神」「雷神」「花の女神・フローラ」という3体の巨大な像が展示されていました。「風神雷神図屏風」など琳派の絵画のモチーフを取り入れつつ、ヤノベケンジさんらしいユニークで迫力のあるキャラクターと、増田セバスチャンらしい毒々しいほどのカラフルな色使いが目をひく作品です。
「フローラ」は、写真で見ていたときには可愛らしい女の子のイメージだったのですが、池に咲く蓮などの雰囲気も手伝ってか、どこか中性的で仏様のような神聖な雰囲気を醸していたのが印象的でした。
期間限定で高橋匡太さんによるライトアップイベントも行われていました。金屏風のように温室がライトアップされ、壮大な音楽に合わせてカラフルな光・噴水の演出が行われました。さらに勢い良く水を吹く「風神」に暗闇の中でバリバリと雷を発する「雷神」、宙を浮き上がるような「フローラ」の演出はとても美しく、迫力もあり、驚きの連続でした。
これまでの琳派の作品も、こんな風に華やかで迫力があって、見た人をあっと言わせ続けてきたものなのかもしれません。
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ライトアップイベントは終了してしまいましたが、ブログに写真・動画をアップしました。よかったらご覧下さい。
【日中の様子】→ http://blog.goo.ne.jp/cecil_got_blues/e/46636e1349c6fa8e696a19018186597d
【ライトアップの様子】→ http://blog.goo.ne.jp/cecil_got_blues/e/115dffe8c3cf6e2052ec540e4bcd2163

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